運動器リハビリテーションとは
「運動器」とは骨・関節・筋肉・神経などの身体を支えたり動かしたりする組織・器官の総称です。
「運動器」に関する疾患としては、骨折、変形性関節症、腰痛、肩痛、スポーツ障害などがあります。「運動器」疾患は仕事や日常生活動作、スポーツ動作を困難にし、私たちの生活の質を低下させる原因となります。
「運動器リハビリテーション」とは、運動器疾患を持つ方に対して運動療法(ストレッチや筋力強化など)や物理療法などを用いて身体機能を可能な限り改善することを目的とし、生活の質の維持、向上のために重要な役割を担っています。
当院で運動器リハビリテーションを行うのが理学療法士(PT:Physical Therapist)です。
対象となる疾患
- 上肢、下肢、体幹の運動器疾患で手術を受けた方
- 日常生活で上肢、下肢、体幹に痛みや関節運動に支障がある方
- スポーツを行っていて上肢、下肢、体幹に痛みがある方
運動器リハビリテーションの流れ
- 医師による診療医師により治療が必要と判断された方は、リハビリ開始となります。
- リハビリ実施計画書に従ってリハビリ開始医師の診察の結果に基づいてリハビリ実施計画書を作成し、理学療法士によるリハビリを開始します。
リハビリの内容は患者さんによって様々で、運動療法の指導・実践、関節を動かす訓練、歩行訓練、マッサージ等の手技、痛みの治療などいろいろな治療が可能です。スポーツの指導も行います。
治療時間は20~40分です。 - 一定期間を超える場合治療が一定期間を超える場合には、再度リハビリ実施計画書を作成して、リハビリ内容の見直しを行います。
スポーツ外傷
中学生、高校生や一般の方のスポーツ外傷に対して、ストレッチ指導、トレーニング指導、テーピング指導なども実施しています。