長崎県東彼杵郡川棚町の整形外科

医療法人 山本整形外科

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リハビリトピックス

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2019/04/01高度リハビリテーション専門職の養成-長崎地域包括システムを活用したプログラム-

こんにちは理学療法士の田島です。

皆さん、「地域包括ケアシステム」という言葉をご存知でしょうか?

日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。
65歳以上の人口は、現在3000万人を超えており(国民の約4人に1人)、2042年の約3900万人でピークを迎え、その後も、75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。
このような状況の中、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(令和7年)以降は、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。また、病院のベッド数は減少の一途をたどって医療・介護は「在宅」への転換が進められている状態です。
このような状態になった場合にでも、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるように地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築を推進していくことが「地域包括ケアシステム」になります。

「地域包括ケアシステム」の詳細はこちらをご覧下さい。

私は理学療法士になり12年目を迎えますが、今までは疾患や病院の中の事ばかりを学習してきました。しかし、地元川棚町に帰郷し3年半が経過した今、地域に目を向けることの重要性を学習するために今回の研修への参加を希望致しました。

これは文部科学省が勧める「課題解決型高度医療人材養成プログラム」を長崎大学医学部保健学科が主体となり実施しており、主に地域包括ケアシステムをマネジメントする際に必要な知識・技術を習得するための養成プログラムになります。

カリキュラムとして、昨年10月~今年3月までの半年間で地域包括ケアシステムに関連する施設への見学や総合事業・介護予防事業への参加、サービス担当者会議・地域ケア会議への参加、またE-ラーニングや集中講義での学習、計180時間の学習を経験させて頂きました。

現在、東彼杵郡は佐世保市・大村市などの隣接市と比べて「地域包括ケアシステム」の構築にかなりの後れを取っています。
今回の研修にて各地域の地域包括支援センターやサービス事業所などとネットワーク構築を進めることが出来ました。
まずは各町のリハビリテーション施設との連携を深め、その中で浮き彫りになっている問題を各専門職の方と連携しながら解決へ話を進めることが出来るような活動をしていきたいと思います。


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