2017/01/22長崎県理学療法士協会主催研修会
こんにちは、理学療法士の田島勇一です。
平成29年1月21日に長崎県理学療法士協会主催の研修会に参加して来ました。
今回は「歩行のバイオメカニクス-運動器機能障害のサイエンス-」という題にて京都大学大学院医学研究科の建内宏重先生に御講義して頂きました。
建内先生は一昨年発売された「姿勢と歩行-協調からひも解く-」の著者のお一人です。この本は、その年のリハビリ系書籍で一番の販売数を誇り、建内先生の御講義を受けれるだけでも貴重な経験をさせて頂きました。
講義の内容としては歩行における足・膝・股関節の運動力学的協調関係について研究データを元に色んな視点でお話されていました。
特に驚きだったのが、胸郭・骨盤・大腿の協調関係において歩行スピードに関わらず大腿部の動きと胸郭の動きが連動しているという事です。つまり、足だけでなく胸郭(胸骨・肋骨・胸椎)の柔軟性を向上することで歩行時の効率性が改善されるということです。
その他にも明日から治療に使用できそうな項目がたくさんありました。この知識を少しでも患者様へ還元出来るように頑張ります。
何かリハビリに関してご不明な点がございましたらスタッフへお声掛け下さい。